開発スタッフが開発スタッフに聞く
マニアックインタビューシリーズ。
今回紹介するスタッフは、
以下のユイをはじめ
『ブラッド オブ バハムート』の世界を彩る
魅力的な登場人物たちを生み出した
キャラクターデザイナーです!
なお、聞き手は
今作の共同ディレクター、石山です。
横山プロデューサーも立ち会ってますので
ときどき会話に登場します。
――
まず、ブログをご覧の方に
簡単に自己紹介をお願いできますか。
吉岡
はい、吉岡愛理。
キャラクターデザイナーです。
――
ええと、これまでに関わった
作品というと……。
吉岡
今回の前が
『ファイナルファンタジーIV』の
ニンテンドーDS版かな。
――
その時は、なにを担当されたんですか?
吉岡
イメージイラストです。
キービジュアルみたいなものを
描いてました。
――
オリジナル作品の
キャラクターデザイナーとしては
今回が初、ということになるんですよね。
吉岡
そうですねー。
その前はモンスターの
デザインをやってたり、
その前まではずっと背景を
やってましたけど(笑)。
――
色々と描いてらっしゃったんですね。
吉岡
あ、ネタとして面白いところでは、
スクウェア・エニックスに入る前には、
ぬり絵の原画を描いたり、
特撮の光学エフェクトの仕事とかも
してたんです(笑)。
――
へえ、そんな過去が!(笑)
吉岡
カッター使うのはうまいよ!(笑)
――
(笑)
――
キャラクターデザイナーという
仕事をしてみた感じは、どうでしたか?
今までやってきた仕事とは
こういう部分が違ったな、とか。
吉岡
それはやっぱり、
「責任」が違うなと。
――
自分でデザインする、ということは
やはり重圧がかかりますか。
吉岡
全然違いますよねー。
今回は新規タイトルというのもありますし。
――
そうですね、今回は
ゼロの状態からスタートなので。
吉岡
本当なら、もっと練る時間が
欲しかった作品だったんですけど……。
――
あー。
時間に関しては
確かに厳しい状態でした……。
吉岡
そこを「突っ走った!」みたいな。
みんなに助けてもらいながら。
――
今回はみんなで
突っ走りましたね。
吉岡
走ってて記憶ないんですよね(笑)。
――
無我夢中で。
吉岡
あと、キャラクターデザイナーは
言葉じゃなくて絵で伝えて、
「このゲームは面白いんだぞ!」と
思わせなくちゃいけない。
――
キャラクターから
ゲームの面白さを伝える。
吉岡
「面白そう」とか
「面白いのかもしれない」じゃなくて
「面白いんだよ!」と。
確信できる絵を描かなくちゃ
いけないんだなと。
――
感じたわけですね。
吉岡
そうですね。
それほど余裕もなかったですけど(笑)。
――
ありゃ(笑)。
吉岡
指摘されながら
どうにか消化していった感じです。
続きます。
明日は、キャラクターデザイナーを
目指してやってきた話を伺います。