CREATOR'S VOICE 第4回目の本日は、R&Dプログラマーの坂爪氏より
開発者ならではのメッセージが届きましたので、お送りいたします!
それでは、よろしくお願いします。
─ PROFILE ─
名前:坂爪 武
○担当箇所
DS用ゲームエンジンの開発
○過去に携わったタイトル
VALKYRIE PROFILE2 -SILMERIA-
○思い入れのあるキャラ
アンセル!
○メッセージ
皆様はじめまして。
DS用ゲームエンジン開発を担当したR&Dプログラマーの坂爪と申します。
ゲーム内容についてガンガン紹介しようと思っていましたが、
ディレクターの勝亦さんに、
「ねー。技術的なこと紹介してよー。」と言われてしまったので、
技術的なことをちょこっとご紹介したいと思います。
ちょこっとだけです。
私が担当したエンジンは、基本システムや2D,3Dグラフィックスはもちろんの事、
バリエーション豊富なパーティクルや、DSでは珍しいポストエフェクトまでサポートしています。
特に決め技は、エンジンの機能をフル活用したダイナミックなものに仕上がっています。
スキップすると勿体無いから最後まで観よう!と思えるようなデキなので楽しみにしていて下さい!
そーいえば、開発中盤に一度ピンチが訪れました。
戦闘にボイスを入れたら、60FPSで動かなくなってしまったんです。
30FPSの戦闘なんてトライエースがやってたまるか!と思い、
死ぬ気でエンジンを高速化させました。
そして、そんなキャラ喋りまくり、パーティクル出しまくりの戦闘を、
60FPSで不快感なく動作させる事が出来ました。
いやー、あの時は本当にがんばりました。
巨大なマップの制作では、私とデザイナーでアイデアを出し合い、
DSの限界まで攻めたグラフィック、そしてそれを活かした演出に挑戦しました。
そして、最高にインパクトのあるマップを作る事が出来ました。
あ、この時も勿論がんばりました。
とまあ、
『がんばりました、がんばりました』って、
子供か!と突っ込みたくなる様なメッセージになってしまいましたが、
皆様に伝えたい事は、私を含めた開発者全員が、
本当に、
『頑張って創った』『魂を込めて創った』という事です。
そんな私たちの今作に懸ける思いが皆様に伝わればと思います。
というわけで、次回はキャラクターグラフィックやメニューグラフィックを担当してもらった花房さんにバトンタッチの予定です。
─ NEXT ─
R&Dプログラマーの坂爪氏でした!
クリエイターズボイスならではの技術的なお話を元気いっぱいにお届けいたしました。
次回は本作の世界観を彩るキャラクターグラフィック&インターフェースデザインを担当した花房氏です。
グラフィック担当ならではの視点から本作の魅力を語って頂きたいと思います。
どうぞお楽しみに!