『トリフィルファンタジア』のカバーのお話。
編集部blogをご覧の皆さん、こんばんは。
12月27日に発売を控えた夜麻みゆき先生の新刊
『トリフィルファンタジア』のカバーについて
デザインを固める段階でのあれこれを少しだけお話しします。
今回、第1巻ということで
最初にどういうカバーにしたいかデザイナーさんとお話しして
デザインを固めてからそれに合わせてイラストを描き起こしてもらう
という進め方でカバーが作成されました。
夜麻先生の希望は“データではない手塗りのアナログな温かさを感じる表紙”。
それに編集部からの“絵本のような雰囲気”がありつつ“今っぽい新しい感じ”もあって、
かつ“おいしそうな色遣い”だといいなー、というわがままなお願いもプラス。
その結果、出てきたカバー案がこちら3点。
A
B
C
「大胆にやっちゃってください!」とお願いした通り、かなり方向性の違う3点。
デザイナーさんの意図は
>作品の世界観(不思議でふわっとした感じ)を消さないように、
>絵本のような表現にしました。
とのこと。
早速夜麻先生に見てもらって相談。
余白が目を引くBと寝こけてる3人が可愛いCにも大いに悩んだ上
最終的にAを元に調整していくことになりました。
決め手は、表紙が昼、裏表紙が夜というコンセプト。
作品でおなじみの顔のある太陽と月が、いい感じに使われています。
ビバ、デザイナーさん!
オビが入るので3人を上に移動し、その分のスペースをどうするかも
可愛いデザインをしてくれました。
そして出来上がりがこちら。
あまり公開する機会のないカバーデザインラフですが
先日編集部にお見えになった夜麻先生と
出来上がった単行本見本に二人でホクホクしてテンション上がったので
お見せしちゃいました。
ちなみにデザインCの3人のカットは1月号の扉絵として復活してますので
見てみてくださいね。