「ブラッド オブ バハムート」の開発スタッフ
(共同ディレクター・石山貴也)による
ゲーム解説やスタッフインタビューを
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プレイした人ならよくわかる、
貴重なお宝満載のボツネタシリーズ!

第2回は、登場することはなかった
幻のキャラクター編です。

キャラクターデザイン担当の
吉岡のインタビューでも少し触れていますが、
今回、シナリオが
練り磨き上げられていくとともに、
キャラクター設定にも
数々の変更がかかっていきました。

その中には、ラフデザインは描かれたものの
ボツになった人物もいるわけです。

例えば、こちら。



名前は「トワ」君(仮称)。
イブキの弟分にあたる少年です。

鳥山のインタビューでも語られた通り
今回は「新選組」をモチーフとして
組み立てられていった部分もあるわけですが、
それで言うなら「沖田総司」にあたる人物として
考えられました。

しかし結局、その役割はユイに奪われ、
また、見ての通りクロスボウを操る
遠隔攻撃キャラを想定していたのですが
バトルでの役割はリュマに奪われ、
泣く泣くお払い箱にされてしまったという
不憫な子なのです。
生まれてすみません。

きっと、一緒に義勇隊に入ることを
イブキが許さず、祖国の皆を
守る役目を与えられているのでしょう。
いつか再登場の日は来るのか?
すべては創造神バハムートのみぞ知る
といったところでしょうか。


そして、最初はまったく違う世界設定だった
名残を見せる人物が、こちら。




彼は「アサギ」隊長(仮称)。
義勇隊の隊長として巨獣に挑み、
人類を導く伝説的英雄、という存在でした。

見ての通り、大怪我をした状態です。
これは、人類と巨獣との長い戦いの負担が
英雄である彼一人に押しつけられている様子を
表しています。

そして主人公のイブキは、
そこの新人隊員という設定でした。
最初は、憧れの英雄であるアサギ隊長の下で
足を引っ張らないよう
ミッションをこなしていきます。

やがてアサギ隊長は巨獣から隊員を守って息絶え、
義勇隊と人類の未来がイブキに託される、という
そんな展開が予定されていました。
おおう、全然違う話じゃないか。

結局、ゲームシステムとそぐわないなど
様々な理由でシナリオに変更が加えられ、
割と早い段階で彼もいなくなり、
こうして公式ブログを潤す存在となったわけです。
ありがとう!


ゲームの開発とは常に、彼らのような
多くの犠牲(?)がつきまとうものなのです。







次回は、巨獣攻略ガイドの「シヴァ」編!
氷雪の女王に惑わされないよう、
しっかり予習をしておきましょう!


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