今作のコンポーザーである
水田へのインタビューの最終回です。
――
今回『ブラッド オブ バハムート』で
チャレンジしたことを
皆さんに聞いてるんですが、
何かありますか?
今までやってなかったことを
やってみた、とか。
水田
そうですね……。
「やってなかった」ってことでは
ないんですけど。
――
はい。
水田
『ファイナルファンタジーXI』の曲作りを長くやってるんですが、
『ファイナルファンタジーXI』の場合、特定のカットシーンの
演技のタイミングなどに合わせて
曲をつくるというやり方はしていなくて。
――
すると、
「悲しい汎用」「焦り汎用」……とか、
そいう感じで作っていったんですか?
水田
ええ、そんな感じで。
作った曲は、基本的に
プランナーさんの判断で
シーンに貼られている、
という感じで。
「あ、こんな意外なところでも
鳴ってたんだ」みたいな(笑)。
横山
へぇ~!
水田
もう、(イベントの量が)膨大だったんで、
全部見てるとキリがなくて。
最初からイベントシーンに関しては
そういうやり方と
ある程度決めてたんです。
――
なるほど。
水田
なので、
『ブラッド オブ バハムート』では
久しぶりにそういう
ドラマ仕立てのものをやって。
「この感覚、久しぶりだなあ」って(笑)。
――
そうだったんですね(笑)。
水田
チャレンジではないですけど、
久しぶりにできたことです。
――
今回、すべてのイベントシーンを
僕(石山)が担当したんですけど、
全部のシーンの音楽を
水田さんにもガッツリと
チェックしていただきました。
横山
納得クオリティになってるからね!
水田
(笑)
――
音楽に関しては、最後の最後まで
僕と鳥山さんと水田さんで、
すごく細かく調整しましたから。
水田
そうですね。
――
エンディングの
音楽が入るタイミングとか!(笑)
水田
やりましたねー(笑)。
――
やりきりましたよ、今回!
水田
あれはもう、
これ以上いじるところは
ないです。
横山
太字で強調したいくらいだね。(笑)
――
あ、忘れちゃいけない。
今回のサントラCDも
発売されますよね。
8月12日発売予定!
横山
『ブラッド オブ バハムート』の
サントラは買うね!
水田
ええっ!(笑)
(プロデューサーなんだから)
買わなくても…。
横山
いやいや!
買いますよ!
お店で直接手に取って
「おおー! これかー!!」と!(笑)
――
(笑)。
水田
じゃあ、一緒にやりましょう(笑)。
横山
いやいやいや、そんな。
一緒にやったら
水田さんに迷惑がかかるじゃないですか!
「あいつ自作自演だぜ」って!(笑)
水田
(笑)。
――
というわけで、
『ブラッド オブ バハムート』
オリジナルサウンドトラック、
8月12日発売予定です!
お店に行くと
はしゃぐプロデューサーに
会えるかもしれません!
――
では最後に、
今後チャレンジしたいことを
お伺いしたいのですが。
水田
そうですね、
今回、内蔵音源なので
生楽器系は難しかったので……
――
そうですね。
水田
「歌」とか。
――
あ、なるほど!
水田さん、歌ものは
これまでには?
水田
編曲くらいですね。
――
あー。
歌ものも聞いてみたいですね。
水田
やってみたいですね。
――
なるほど!
では、以上になります。
今日はわざわざ
ありがとうございました!
水田
いえ、取り留めもなくて
すみません(笑)。
――
いえいえ!
次回は、ミッションに挑む手順を紹介。
マルチプレイをする場合の流れもわかります。