「ブラッド オブ バハムート」の開発スタッフ
(共同ディレクター・石山貴也)による
ゲーム解説やスタッフインタビューを
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今作でドットキャラを担当した
加藤へのインタビューの第2回です。


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自画像






■ドット絵師の世界へ


――
加藤さんは、昔から
こういったドット絵を描こうと
思っていたんですか?
いったい、どういう経緯で
ドット絵師になるものなのか、
ちょっと気になるんですけど。


加藤
最初は、漫画家を
目指してたんですけど(笑)。


――
あ、そうなんですか!?


加藤
で、東京に来て
デザイン事務所に入って。
でもロクな仕事がなくて
やさぐれてたんですよ(笑)。


――
(笑)。


加藤
それから知人の紹介で
ファミコンの(ソフト制作)会社に
入ったんですけど。
そこで初めて、
ゼロからドット絵を
始めました。


――
じゃあ、それまで、
ドット絵なんてものは全然?


加藤
もう、全然。
ファミコンをちょっと
遊んだことがあるくらいで。


――
そうなると、ドット絵の技術は
描きながら身につけていくって
感じですか?
当時、教えてくれる人なんて……


加藤
いなかったです(笑)。
実機でやりながら。


――
こうした方がいい、
ああした方がいい……で
学んでいったんですね。


加藤
あと、ゲーム雑誌とか
いっぱい出てたんで、
雑誌を見ながら
描き方を自分で研究したり(笑)。


――
なるほど!


加藤
それから当時のスクウェアに入って、
最初に『ライブ・ア・ライブ』をやりました。


――
はいはい。
スーパーファミコンの。
その頃からもう、
「自分はドット絵で勝負するんだ!」
という感じだったんですか?


加藤
あー。
なんか成りゆきで
ドットだけになってしまったような(笑)。


――
えー!?(笑)


加藤
プレイステーション(R)の時代になって
全社的に「3D教育」が
始まったんですけど。


――
はい。


加藤
なぜかドットの仕事しか
来なくて(笑)。


――
(笑)。


加藤
ずっとそれで
やってきただけなんです(笑)。


――
あー(笑)。
でも今となっては、そのおかげで
今回の『ブラッド オブ バハムート』も
この絵ができたわけですから!


■昔の作品はやっぱり凄い!


加藤
でも今でも、
昔の、ほかの人の作品とか見ると
凄いと思いますけどね。
ドット絵とか。


――
昔の作品ですか。
今、見ても。


加藤
例の『バハムート ラグーン』とか(笑)。


――
例の(笑)。


加藤
ああ、よく動いてるなあ、と。


――
良くできてるんですねえ。やっぱり。


加藤
そうですね。


――
そういうことを
やってみたい感じですか?


加藤
キャラパターンが多いものは
やってみたいです。


――
なるほどー。




続きます。
次回は、『ブラッド オブ バハムート』の
ドットキャラができるまでを紹介します。


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