「ブラッド オブ バハムート」の開発スタッフ
(共同ディレクター・石山貴也)による
ゲーム解説やスタッフインタビューを
随時お届けします!












ご意見、ご感想、ご質問、その他もろもろ、スクウェア・エニックス・メンバーズの以下のページからお寄せください。
(無料会員登録が必要です)


お寄せいただいたコメントは、ニックネームと共にこのブログ上で紹介させていただくこともありますので、予めご了承ください。



開発スタッフが開発スタッフに聞く、
マニアックインタビューシリーズ。

今回紹介するスタッフは、
メインテーマをはじめ、
今作の音楽を担当していただいた
コンポーザーです!


bob_blog_ph0623_01.jpg
試聴はこちら!

なお、聞き手は
今作の共同ディレクター、石山です。
横山プロデューサーも立ち会ってますので
ときどき会話に登場します。




■長い代表作


――
よろしくお願いします。
まずは簡単に、
自己紹介と経歴を、いいですか。


水田
はい、水田直志です。
これまでは、おもに
『ファイナルファンタジーXI』の
作曲をやっています。


bob_blog_ph0623_02.jpg


――
もう、代表作ですよね。
僕も個人的に『ファイナルファンタジーXI』はやってました!


横山
僕もやってました!


水田
あ、そうなんですか。
ありがとうございます(笑)。


――
『ファイナルファンタジーXI』より以前は、
別の会社でやってらしたんですよね?


水田
最初は某大手メーカーにいて、
格闘ゲームなどの曲を
担当していました。


横山
うお、まじすか!


水田
スクウェアに来てからは
ちょうど10年になりますね。
『ファイナルファンタジーXI』だけで7年になりますけど。


――
もうそんな経つんですねー。


■ゲーム音楽を目指して


――
ゲーム音楽の作曲、という仕事は
昔から目指してらしたんですか?


水田
いや、そういうわけでも
なかったんですけど……。
ただ音楽自体は好きで、
学生時代、バンドやってて。


――
バンドでデビュー、とかは
考えては?


水田
いや、全然(笑)。
コピーバンドでしたから。
で、そうすると、
音楽を仕事にしたいけど
どうしたらいいのか、と。


――
なるほど。


水田
ゲームはゲームで
結構好きだったんで、
ゲームの音楽っていうのは
できないのかなあ、と
なんとなく思ったりしていて。


――
その当時、作曲の勉強っていうのは
どういうふうにされてたんですか?


水田
いや、全然したことないです。


――
音大とかでもなく。


水田
まあ、独学で。自己流ですね。


――
へえー!
あ、バンド時代は
担当楽器はなにを?


水田
その時は、キーボードです。


――
鍵盤楽器は
昔からやってたんですか?


水田
いや、別にピアノを
習っていたわけでもないので。


――
なんと。


水田
あ、子供の頃、
家にピアノがあったんで
なんとなく弾いたりは
してましたけど。
ちゃんと先生についてたわけでは
ないので。


――
ほええ。
じゃあ、本格的に音楽の勉強を
していたわけではないけど、
デモテープを作ってみたら
採用されたと?


水田
そういうことですね。


――
すげー!
天才だ!
ここにいた!(笑)


水田
いやいや(笑)。


――
あ、でも、あれですよね。
植松さん(*)も確か、
本格的に音楽の勉強を
していたわけでは……。


(*)植松伸夫氏。
『ファイナルファンタジー』シリーズの音楽を担当。
現在は有限会社スマイルプリーズ代表。


水田
ていうわけじゃないんですよね。


――
やはり独学なんですよね。
いや、みなさんすごいです。


水田
あ、植松さんといえば
実は僕と同じ高校なんですよ。


――
あっ、そうなんですか!?


水田
偶然なんですけど(笑)。
面接のときに、植松さんから
「同じ高校だねえ。懐かしいねえ」
と言われて。


――
へえー!
その学校に、なにか通ずるものが
あるんですかねえ。
ちなみに僕は、伊藤賢治さん(*)と
同じ専門学校です。


(*)伊藤賢治氏。
『サガ』シリーズの音楽などを担当。


水田
あ、そうなんですか。


――
ま、どうでもいいですね(笑)。




続きます。
次回は、ゲーム音楽について
話を伺っていきます。



« コンポーザー編 <第2/4回> 基本操作3:アビリティのつかいかた »