DISC 3

本日2回目!DISC3 トラック1~トラック3 曲解説!

こんばんは、関戸です!
早速本日2回目の解説を始めます!!

いよいよDisc03に突入となりますよ。
お楽しみください~

================【DISC3】================

■1.Breakers on the Shore

フォーン海岸でのフィールド曲になります。
海岸沿いではありますが、
空もどんよりと暗めで、地形は起伏が激しく敵もワラワラといます。
曲のテンポは少し遅めですが、
陰鬱な雰囲気を強調し過ぎないようにリズムをしっかりと入れ込み
後半の弦が入ってくるあたりからは、
少し哀愁を帯びた感じにしてみました。
自分ではバッチリあっているように思うんですけどね(笑)。
皆さんはどうでしょうか?
(関戸)


■2.Enter the Seven

八木一押し、七人衆の登場です(笑)
コイツらは色んな意味で格好良いんですよね。
彼らの持つ不敵さが見事に表されています。
(八木)

ロエアスの腹筋が美しいです、2回目(笑)。
七人衆との初対面の時のイベント曲になります。
個性的で手強そうなメンツですので、
そういう雰囲気をフォローできればと思い、
リズムと低音域の金管を強調してみました。
(関戸)


■3.Life Without Remnants

初期の段階で、
ディレクターの高井から
レムナントがある時とない時で曲を分ける提案がありました。
ない時は全国共通でこれが鳴ります。
ただ寂れた感じだけを表現せずに、
少しその奥に宿る「レムナントが存在していた意味」のような部分にも
焦点を当ててみたつもりです。
人々がレムナントを使う理由、レムナントが人に使われる理由...
みたいな感じです。
(関戸)

DISC 3

DISC3 トラック4~トラック7 曲解説!

こんばんは。

カップ焼きそばのお湯を捨てる時に
シンクが「ベコッ!!」っと音を立てないようにするのが得意な関戸です(笑)。

さて今日はDisc03の4曲目からの解説になります。
お楽しみ下さい~


■4.Hermeien's Ultimatum

■5.Accepting the Challenge

不気味に明るい前半と異様に重い後半。
同じイベントとは思えません(笑)。
前半は「Assembling the Puzzle」(DISC2 トラック25)同様、
「狂気」がテーマなのですが、
また違った恐ろしさを見せてくれているのではないでしょうか。
後半は、ゴール公の侠気を感じさせます。
渋いです。
(八木)

今回のウィルフレッドはパワーアップしていて一味違っています。
理由は実際にイベントシーンをご覧いただければと思います。
後半は元部下であったゴール公の生死をかけた決意をフォローできるように
少し重めな感じにしてみました。
(関戸)


■6.Press to Victory

チーム内では「七人衆バトル」と呼ばれていた曲です。
七人衆とのバトルシーンのみで鳴りますが、
イントロのギターのタッピング
シンセベースのアルペジオをユニゾンにすることによって、
少し変わった効果を狙ってみました。
冒頭部分のカメラワークととても良く合っていると思います。
なかなか手強い相手ばかりですが、
きっとその個性的なキャラクターに魅了されると思います。
(関戸)

■7.Turn the Tide

バトルの時にプレイヤーが優位に立った状態で切り替わる曲です。
アップテンポなハードロックをベースに少しシンフォニックな部分も加えています。
ギターのメロディーに深めのダッカーディレイ処理を施していますが、
こういうのが大好きだったりします(笑)。
後半はリフでグイグイ引っ張って行く感じです。
(関戸)

DISC 3

DISC3 トラック8~トラック12 曲解説!

こんばんは、イベントプランナーの八木です。

サントラ、ついに発売されましたねえ。
ご多分に漏れず、自分も毎日聞き倒しております。
いや誇張なしに。
間違いなく、ゲームサウンド史に残る名盤だと思いますので、
まだお持ちになっておられない皆様は、ぜひご購入ください。
シビレますよ!

さてさて、では本日の曲解説にいきましょうか。

え? 先週の続きはどうした?

……

あの後さらに2連敗して現在放置中です。
情けなや……ホントすみません……

今年が終わるまでには頑張ってクリアしたいかなーと……
(え? もう2週間ちょっとで今年終わり? ウソぉ!?)

……ええと、気を取り直して本日の曲解説に行きましょう!
それでは、どうぞ!


■8.Unexpected Betrayal

今までのイベント用の曲とは、少し毛色を変えてもらいました。
それだけ「有り得ない状況に追い込まれた」感を出したかったのですが、
見事にそういう曲になっています。
いやー格好良くて大好きです。
シビれます。
(八木)

ちょっとしたパニック状態になるイベントですが、
このシーンは爆発などの効果音も多く鳴るため、
曲のほうの低音域は少し抑え気味にしてあります。
(関戸)


■9.Out of Control

チーム内では「レムナントバトル」と呼ばれていた曲です。
サイクロップスなどレムナント関連のバトルの時に鳴ります。
シンセサイザー、ギターも入っていて、
シンフォニックなセクションも混在していますが、
後半のギターのリフは変拍子が入って、
弦との絡みでなかなか面白いカオス効果が(笑)出せたように思います。
(関戸)


■10.Beat the Odds

バトルの時にプレイヤーがピンチに陥った状態で鳴り出す曲ですが、
冒頭の部分はティンパニーで間をとっています。
比較的シンフォニックな要素が強い曲です。
ゲームに集中していると気がつかないかもしれませんが、
後半はぐわ~っ!と盛り上げてみました。
基本的にプレイヤーにエールを送る感じになっています。
(関戸)


■11.The Bitter End

ゲームオーバーの時に鳴ります。
ループはしませんが、
この突き放した感が気に入っています。
(関戸)


■12.My Liege, My Enemy

ここはもう、ひたすらウィルフレッドを憎たらしく思ってもらえれば
まあ、実際にこんな感じの人っていそうですよね。
そういう意味では、
彼が登場人物の中で一番人間くさいのかもしれません。
(八木)

ゴール公が敵地に一人で乗り込んで戦うイベントシーンの曲になります。
彼は武士道にのっとった非常に気高い生き方をする方で、
宿敵の軍勢に対して一人で立ち向かう勇気の持ち主です。
(関戸)

DISC 3

DISC3 トラック13~トラック16 曲解説!

こんにちは、
朝夕の冷え込みに年末がすぐそこに迫っていることを
実感せずにはいられない関戸です。

こういう時期は朝起きるのがめっちゃ辛い。
なにか工夫は出来ないものか?っと思い、
目覚まし時計を18分、携帯電話を12分、部屋の時計を23分っと、
現在時刻より持っている時計のほとんどを少しずつ進ませてあります。

こうしておくと、目覚ましが鳴った時に
「いったい今何時やねん?」っと
不安になってより短い時間で正気になる(笑)。
というかなんというか…
とりあえず自分の場合は効果絶大です、わはは!!

さて~、残すところ3日となりました帰ってきたSEKITOクリニック!!
そんな今日の解説はDisc03、13曲目の「Wheat From Chaff」からになります。
それではいってみましょう!!

■13.Wheat From Chaff

様々な人間模様を見ることができるイベントですね。
え、ゴール公の行動の意味が分からない?
いやいや、あれが「侠気」ってもんです(笑)。
(八木)

覇王登場のモチーフを少し変化させています。
各登場人物の精神面での葛藤がすごく複雑に入り組んでいて、
特にこのシーンは印象的です。
(関戸)


■14.Through the Tulgey Wood

ダークフォレストなどのフィールド曲ですが、
霧が立ち込めた妖艶で神秘的な雰囲気
うまくフォローできたように思います。
(関戸)


■15.Unconditional Trust

短いけれど、イリーナのラッシュを想う気持ちが伝わってきます。
じんわりと胸が熱くなるイベントです。
(八木)

イリーナの気丈な振る舞いが大変印象に残るイベントシーンです。
(関戸)


■16.Echoes of the Past

物語の後半に登場する都市の曲になります。
その美しい風景をフォローできるように
メロディーはアコースティックギターで奏でてみました。
(関戸)

DISC 3

DISC3 トラック17~トラック21 曲解説!

こんにちは、山中です。

この帰ってきたSEKITOクリニックも、残すところ今日を含めあと2日!
始まった時は、はたして1カ月もネタが持つのだろうか
心配しておりましたが、
気付けば毎日更新!すごい文章量!

そして本日のゲストは、ラスト レムナントチームを牽引する、
プロデューサーの上田に登場していただきます!

よろしくお願いします!

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こんにちは、
そして「帰ってきたSEKITOクリニック」では初めまして
プロデューサーの上田です。


「ラスト レムナント」も発売から1ヶ月ほどたちました。
既にクリアーされた方も多いと思いますが、
まだプレイされていないという方は、
年末年始の休みに合わせて是非プレイしてみて下さい。

さて、ゲームの宣伝はこれくらいにして、昔話を少々。

思い起こせば2年前、
本作の特徴であるバトルがまだ遊べるようになっていない頃の話です。
チーム内でバトルの完成イメージを共有するためにデモ映像を作りました。
新しい挑戦となるバトルシステムを、
バトル担当以外のメンバーにもわかってもらう事が目的でした。

そこで必要だったのが、
ノーマル、劣勢、優勢の3つの状況に合わせたバトル曲です。
プレイされた方はご存知だと思いますが、
本作のバトルは戦況に応じて音楽が変化します。
その特徴的なシステムに不可欠だった雰囲気違いの曲を関戸に依頼したところ、
あがってきたのが、
「Sword Sparks」、「Beat the Odds」、「Reversal!」の3曲でした。

雰囲気抜群のバトル曲のおかげもあり、
デモ映像は無事完成、メンバーのモチベーションも一気に高まりました。

そして、2年がたった今映像を見返してみても、
この時に目指したものは全て製品版に反映されているなと感じています。

(上田)
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バトル中、曲が切り替わると鳥肌が立ちます!(特に優勢!)
当時、ゲーム中で必要とされるバトル曲の多さに
関戸共々仰け反った記憶がありますが、
今となってはいい思い出です(笑)


では本日Disc3、17曲目から曲解説及び試聴スタートです。

■17.Final Decision

ラッシュ、ダヴィッド、そして二人を取り巻く者たち……
彼らの成長と結び付きの強さを感じ取ってください。
ここまでゲームを進めてくれた方にとって、
感情移入できること間違いありません。
泣けます。
(八木)

前半部分は非常に印象的なイベントなので、
台詞に集中しやすい比較的静かなものにしてみました。
後半は良い雰囲気に盛り上げることができたと思います。
(関戸)


■18.Labyrinth(music:山中)

ジーベンビュールダンジョンの曲です。
この曲も「Dark Secrets」(DISC1 トラック30)同様、
薄気味悪い路線なのですが、
甲高いスネアドラムが薄気味悪さの中に緊張感がプラスされているのでしょうか。
広大なダンジョンを駆け巡ってください。
(山中)


■19.One Step(music:山中)

ラスダンの曲ですが、
神聖なマップとカオティックな曲のマッチングがいい感じです。
イントロのギターの刻みは関戸によるものですが、
トゲトゲしい音色が曲に荒々しさを出しています。
リフのギターはサンプリング電気ギターと、関戸エレキギターのユニゾンです。
(山中)

■20.The Warden and the Activator

■21.Time for Release

最後の戦いへと向かうラッシュたち。
果たして、彼は「悪」なのでしょうか。
それとも……?
(八木)

最後の戦いが始まる直前で緊張感が高まります。
(関戸)

DISC 3

DISC3 トラック22~トラック27 曲解説!(これにて解説終了!!)

こんばんは。
ゲームの『ラスト レムナント』発売日の11/20より期間限定で
約4週間の「ほぼ毎日更新」を目標に、
ガシガシ更新してきたBLOGも本日無事に最終日を迎えることができました。
この間、延べ数万ビューを超え、
読者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいの関戸です。
まことにありがとうございました。 (TーT)v

さて、本日は最終日を飾るべく
ラスト レムナントのエグゼクティブプロデューサーである河津
コメントをいただくことができました!!

それではよろしくお願いします!!

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こんばんは、河津です。
発売からもうすぐ一カ月、
皆さんは「ラスト レムナント」の意味がもう分かりましたか?
うちのタイトルには珍しく中身と関係があります。
自分は現在もプレイ中です。
不必要なクエストはやらない、アスラム兵には頼らない、の方針です。

無謀でした。覇王軍の強さの前に挫けそうです。

さて、サントラ盤ですね。膨大な曲数に圧倒されます。
ゲーム中に本当に全部聞けるのか、これは?

曲を聞いてみましょう・・・
嫌な思い出が次々と甦ってきます。
ザコと思って、思いっきりエイムタイムしたら、なぜかいつもと音楽が違う。
あれ? と思ってると、コマンドに「玉砕」の文字。
数分後にタイトル画面を見る羽目に何度陥ったことか・・・嫌なことは忘れましょう。

開発中はボリュームを絞ってプレイしていたので、
サウンドの精鋭達の創った音の素晴らしさを堪能できませんでした。
製品になって、心おきなく大音量で楽しんでいます。
音楽のお陰で、バトルもカットシーンも素晴らしさ3倍増しです。
サントラ盤は車の中で楽しもうと思います。
皆さんも、ゲームもサントラ盤も堪能してください!
(河津)

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さて、最終日の曲紹介はDisc3の22曲目からになります。
それではお楽しみください!!


■22.Nisus

各フレーズが紡ぎだす一編の叙事詩。
「始まりの時」「終わりの時」をまとめて堪能できます。
その壮大な世界観に耳を傾けてください。
(八木)


■23.Schismogenesis

ややゆったりとした曲調から、突如として激しく切り替わる……
彼の怒りと哀れみ、
そしてある種の優しさが込められているかのようです。
どうぞ、その身に「絶望」を味わってください。
(八木)


■24.The Final Sacrifice

多くは語りません。
彼が何を犠牲にし、何を守ったのか。
それはご自身の目で確かめてください。
(八木)


■25.Journey's End

彼らが選択した行動が正しいのかどうか、それは誰にも分かりません。
ただ、人は自らの行動に責任を取らねばならないときがあります。
彼らの姿から、少しでもその重要さを感じ取っていただければ、
イベントプラン担当者として、これほど嬉しいことはありません。
(八木)


■26.Finale

シナリオの進行に合わせて
様々な登場人物のメロディーやモチーフをメドレーにしてみました
過去の冒険が鮮明に甦る ?その余韻を楽しんでいただければ幸いです。
(関戸)


■27.Overture: TGS 2007 Mix

2007年のTGS向けのPV用に作ったものですが、
その硬派な仕上がりに大満足しております。
レムナントとはなにか?
覇王、ラッシュ、ダヴィッドとイリーナの未来は? 
ゲーム本編でじっくりお楽しみいただければと思います。
(関戸)